ダンスの振付を覚えただけで「良かった! 私、このダンスを踊れるようになったわ!」と思ってしまう人がいます。しかし「踊れるようになった」という表現は厳密に言うと間違いなんです。
なぜなら「振付が頭の中に入ってその通りに体を動かせるようになった」という状態は、まだ「踊れている」という状態ではないからです。振付に合わせて体を動かすだけなら、それはダンスではなく体操。その振付を利用して、体でリズムを表現できるようになって初めて、なんとか「踊れるようになった」と言えるのです。
そもそも「振付が頭の中に入ってその通りに体を動かせるようになった」という状態がゴールなら、世の中にダンススクールは要りませんよね。動画を見てマネするだけで完結しちゃいます。しかし動画のダンスと自分の動きは、どう見ても別物。やはりそれだけでは、踊れるようになったとは言えないのです。
実際、振付を覚えただけなのに「私もう踊れているから」と言って、あまりレッスンに来ないまま発表会に参加してしまう人もいます。ダンス初心者にたまに見かけますね。当然ながら本番では、周りの人と比べて残念な感じになってしまいます。
余談ですが、レッスン料金が安いところだと特にそうなりがちですね。前納したお金がもったいないから休まず頑張る!という気にならないのでしょう。レッスン料金が高いところでこうなってしまった人も一人知っていますが、その人はお金持ちでした。笑
振付を覚えたらそれで終わり、ではなく、ここからが本当のスタート。ここから、その振付を利用して、踊れるようになるためにさらにレッスンを受けるというのが正解です。
というわけで今回はダンス初心者がたまにしてしまう勘違いの話でしたが、いかがでしたでしょうか。目からウロコという初心者のあなたも、ちょっぴり耳が痛かったという初心者のあなたも、知ったからにはもう大丈夫! ぜひダンススクールでレッスンを受け、上達してくださいね。
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