フォーメーションダンスにおいて、カノンとは、一人ずつ順番に同じ動きをするアクションのことを指します。一人や二人では出来ない、流れるような綺麗な動き。これを演技のところどころに取り入れると、フォーメーションの良さがさらに際立ちます。
もともとカノンは音楽用語で、模倣しながら追いかけていくというもの。輪唱などがこれに当たります。そこから発展し、フォーメーション・ダンスにも取り入れられるようになりました。
アーティスティックスイミングでは規定要素にカデンスアクションというものがあるのですが、これもダンスで言うところのカノンです。例えば、水中から水面に、一人ずつ順番に脚が登場してくるといったような動き。まさに美しいカノンですね!
良いカノンとは、例えば一人ずつ順番に手を上げていく動きを「パパパパパパパパ!」と、切れ目なく流れるように行うこと。最後の人まで終わらないうちに、一人目がまた新たなカノンを始めると、さらに美しく見応えのあるものになります。
それに対しダサいカノンとは、「パ!・・・パ!・・・パ!・・・パ!」のように、一人目と二人目の間に長い時間があるものです。時間差があり過ぎると、観てる方が「もう分かったよ~」ってダレちゃうんですよね。
ところで裏話として、カノンには、振付師やダンサーにとっても良い点があります。振付師からすればカノンは尺が取れるので、時間稼ぎになるから。そしてダンサーからすれば、踊り疲れた頃にカノンがあるとちょっとした休憩時間になるから。
そんな内緒の裏話もある、ダンスのカノン。いつかあなたにも観て欲しい。そして演じて欲しいと思います!
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